国産にこだわったり、厳選した輸入品も
取り入れたりしながら、現在の製品バリエーションに
なっています。
しかし、国産の杉だけは扱ってきませんでした。
それには理由があります。
というのも、「杉」は、全国どこにもありますし、
価格も安いので、あえて、当社が扱う必要もないと
思うからです。
それに、杉は、柔らかくて、温もりもあって、
悪くはないのですが、「いくらでも」安い製品があるので、
価格勝負になったら、絶対に勝てないからです。
ただ例外としては、「杉」でも、高級な製品は、
生産される量も少ないので、仮に当社が扱っても、
価格競争に巻き込まれることがないので、
取扱いは、可能なのです。
それでも「杉」は、扱っていせん。
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
無垢フローリングは、ほんと「差」を出しにくい
商品だと思います。
節が多いとか、色が綺麗だとか、木目が多いとか少ないとか、
見た目の違い以外は、
「きちんと乾燥」させてきすよ! とか、
「施工性が良い」ですよ! とか、
「ロスが少ない」ですよ! と言っても、
あまり、建て主さんには響かないようです。
それに、プロも、その辺りは、割と簡単に考えていて、
目先の単価(価格)だけで判断されています。
無垢フローリングは、「差」が出しにくい商品だと言いましたが、
実は、「地味な差」があるのです。
まずは、原木の選定から始まって、
乾燥、製材、加工、塗装と沢山の工程があります。
どこの産地の何年物の原木を使うか、
どの程度キチンと乾燥させているか?
そして、加工の精度、塗装の品質等々です。
折角こだわって、丁寧に作っても、
その部分は、なかなか評価されません。
やはり一番に評価されるのは、
「色味」ということになりますね。
ただ、ある意味それは、仕方のないことだと思います。
見た目が気に入って、価格に納得すれば、
それで決まりな訳ですから、
「こだわっています」
「品質が良いです」
といっても、その価値が分かる人は、多くないということですね。
やはり、「見た目」と「価格」ということになる。
安いだけの商品は、いくらでもあります。
では、価格だけ安い製品と、品質がしっかりした製品の
違いとは、どんなことでしょうか?
まずは、無垢フローリングの表面部分は「等級」があります。
ABCDで表したり、「特一」とか「小節」とか「無節」と
いったようにです。
そして、フローリングとフローリングの接続部分(ジョイント)は、
「実(サネ)」という形状に加工されていますが、
このサネの形状や精度によって、
加工のしやすさが変わるわけです。
それに、反ったり割れたりしている材料だと、
使えないので、「ロス」といって、処分対象になります。
だから、無垢フローリングの価格は、
「ロス」として、処分する分の割り増し分も含めて、
原価ということになる訳です。
私の会社の無垢フローリングは、精度が高く、
ロスが出にくい製品なので、
その点も加味して、評価して欲しい訳ですね。
品質がどうの、キズの付きやすさがどうのと言っても、
無垢フローリングでさえあれば良いのであれば、
「杉」や「パイン」で良いと思います。
どちらも、「針葉樹」です。
針葉樹は、全般的に、どの製品も、「広葉樹」よりも、
柔らかいです。
「杉」は国産ですが、「パイン」は、輸入材です。
どちらも価格が安いです。
そして、「柔らかい」ので、傷がつきやすいです。
ただ、温もりがありますから、傷のつきやすさなんて、
無視しても良いかも知れません。
そこは、ご自身の価値観次第です。
傷の付き難い堅い樹種(広葉樹)を選んで、
床暖房を入れるという選択肢だってあります。
無垢フローリングの原料となる木材には、
ナラ、カバといった広葉樹と、杉、パインといった針葉樹があります。
針葉樹は、柔らかく、傷が付きやすい、
広葉樹は、堅く、傷が付き難いといった特徴があります。
木目とか、見た目も違うので、
無垢フローリングに「何」を求めるかによって、
変わってきます。
アトピッコハウスでは、基本、広葉樹で
製品バリエーションを整えています。
唯一、針葉樹でご用意しているのが、
「尾鷲ヒノキ」というヒノキ製品です。
こちらは、品質が高く、昔からの銘木の産地なので、
「産直」にこだわって、取り扱っています。
それ以外は、広葉樹が基本です。
ナラ、カバといった一般的な広葉樹のほか、
アメリカンブラックチェリーだの、ブラックウォルナットだの
という高級材を扱っています。
予算がある程度あって、無垢フローリングの
価値、魅力を、ある程度理解されている方に
選んで頂きたいと思っています。
無垢フローリングは違いの出しにくい製品です。
予算だけで選ぶなら、いくらでも、安いものが見つけられます。
しかし、施工のし難さとか、施工後のトラブルといった
ことも発生しやすくなりますから、
その部分の「ロス」や「手間暇」も、コストとお考え
いただきたいところです。
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
当社製品を取り入れた家作りをしたいとお考えの方は、
無料の資料をご請求頂き、工事を依頼される業者さんに、
アトピッコハウス製品を使って欲しいとご依頼ください。
しかし、合板フローリングは、厚みが12mmなので、
合板フローリングから、無垢フローリングに
変更しようとすると、3mmほど厚みが違って、
不都合が生じます。
そこで、アトピッコハウスでは、12mm厚の
無垢フローリングを、オリジナル品として
製品化しました。
しかし、正直言って、販売には苦戦していますので、
「見切り品」処分致します。
品質が悪いわけでも、12mmだから、
薄くて不具合が出る訳でもありません。
価格も別に高くありません。
しかし、長期に在庫しておくと、倉庫代が大変なので、
売り切ってしまいたいと考えているのです。
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
アトピッコハウスが、12mm厚の無垢フローリングの
バリエーションを増やしたのは、今から10年ほど前です。
それ以前は、12mm厚の無垢フローリングというと、
ヒノキか、ナラしかありませんでした。
ヒノキは針葉樹なので、少し柔らかく、
12mm厚では、多少不安を持つ方もいますが、
ナラは、広葉樹なので、12mm厚であっても、
薄いとか、弱いといった印象を持たれる製品ではありません。
しかし、当時も、今も、12mm厚の無垢フローリングを
探そうとすると、あまり見つかりません。
つまり、12mm厚の無垢フローリングを
わざわざ作ろうという会社は少ないんですね!
アトピッコハウスが12mm厚無垢フローリングの
バリエーションを増やしたいと思ったのは、
絶対に便利だし、ニーズがあると思ってのことでした。
また当時は、ヒノキとナラしか12mm厚の無垢フローリングは、
無かったので、選択肢が狭いと思った訳です。
そこで、ブラックウォルナットとか、ブラックチェリーといった
高級材も製品バリエーションに追加して、
12mmの無垢フローリングだけでも、
7種類に増やしました。
アトピッコハウスは、今でも小さな会社ですが、
当時はもっと小さくて、ちょっと強い風が吹くと、
すぐに倒れてしまうような会社でした。
しかし、12mm厚の無垢フローリングは、
特徴のある製品だし、他社にないから、
絶対に売れると思えたのです。
そこで、勝負に出ました。
しかし、他社が手を出さないということは、
あまりニーズがないということなのですね。
それと、実際は、合板フローリングから、
無垢フローリングへの仕様変更等に
便利に使って頂けると言っても、
プロにも、建て主にも、「その情報」をお届けする
ことに苦心しました。
ただ、時々、熱烈な問い合わせを頂くことがあるので、
その都度、ニーズがあるのではないかと、思い直したのです。
しかし、12mm厚の無垢フローリングは、
あまりニーズがないです。
確かに、合板フローリングと厚みが一緒ですから、
もともと合板フローリングだったものを
無垢フローリングに変更するといったような場合には、
重宝します。
特にリフォームの場合は、合板フローリングの
厚みと同じ12mm厚ですから、
簡単に仕様変更が出来ます。
これは、新築の場合も同じです。
合板フローリングで進んでいたけど、
途中で、無垢フローリングに変えたくなったという場合でも、
簡単に変更が出来ます。
しかし、都合よく「同じ12mm厚」で、仕様変更を希望している人に
情報を届けることは簡単ではない訳です。
アトピッコハウスの12mm厚無垢フローリングは、
どこよりもバリエーションが豊富だと思います。
しかし、今程度の販売数量では、
同じ製品バリエーションを維持することは、
簡単ではありません。
そこで、現在の在庫を売り切って、仕切り直しをしたいと
考えています。
保管している倉庫は、温度・湿度管理がされている
立派な倉庫なので、製品の保管状態も良いです。
しかも、アトピッコハウスの無垢フローリングは、
製品の加工精度が高いので、
プロの方からも、施工しやすいと好評です。
もっと当社に販売力があれば良いのですが、
無垢フローリングは、現在、価格勝負に陥っていますので、
まずは、在庫を処分して、今後の製品バリエーション等も
考えていこうと思います。
12mm厚の無垢フローリングは、昔も今も、
あまりメジャーではありません。
当社も、今の在庫を見切り品処分したら、
バリエーションの見直しをします。
在庫限りとなりますが、12mm厚無垢フローリングを
ご希望の方、早いもの勝ちとなりますが、
お問合せください。
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
当社製品を取り入れた家作りをしたいとお考えの方は、
無料の資料をご請求頂き、工事を依頼される業者さんに、
アトピッコハウス製品を使って欲しいとご依頼ください。
今は、インターネットの時代ですから、
ショールームに行ったり、ショップに行かなくても、
資料を請求して、サンプルも請求して、
支払いもカード決済とかして、
まるっきり人の声を聴かなくても、
購入が完了します。
でも、フローリングは、同じ樹種でも、
品質の良し悪しというのがあるので、
失敗しないよう注意したいものです。
では、フローリングを通販で購入する際、
どんな点に注意したら良いのか書いてみたいと思います。
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
まずは、気になるフローリングメーカーがあったら、
資料請求してみましょう。
フローリングのカットサンプルなどは、
最初から請求しないで、
まずは、どの樹種が、自分の好みと、
予算に合うのかを検討し、
ある程度、樹種と、採用できる範囲(面積)を考えてから、
フローリングのカットサンプルを請求するようにしましょう。
カットサンプルは、無料のところもあれば、
有料のところもあります。
それに、同じ「樹種」でも、産地や等級が違えば、
見た目も変わります。
希望の樹種が決まったら、次にやることは、
フローリングの実物カットサンプルを請求することです。
サンプル無料の会社もありますし、
何本までは、無料とか、
1本いくらと、最初から有料の会社もあります。
どこの会社が良いかは、ご自身との相性もありますので、
直観で行きましょう。
そして、知っておきたいのは、
樹種名は同じでも、産地や、等級、加工の良し悪しによって、
「品質」は変わるということです。
一番、怖いのは、製材する前の「乾燥」が、
十分かつ適正であったかという点です。
ただ、この部分は、メーカーが「言う」ことを
信じるしかないので、
各社のネット上の評判などで、検討すると良いかも知れません。
最初の資料請求の段階で、フローリングの価格は
各メーカーからお知らせがあったと思いますが、
フローリングの場合は、大工さんの工事費がかかりますので、
工事費を含んで、「いくらまで」出すことが出来るのか?
まずは、予算を確保しないと始まりません。
また、大工さん直接に工事を依頼するというケースは少ないと
思いますし、工務店さんとか、リフォーム店さんといった、
工事業者の方にお願いして、
大工さんを手配してもらうというケースがほとんどだと
思うので、「材料代」「工事費」「工事業者の経費」等の
合計金額として、いくらまで準備できるのか、
それを考えて、どの樹種のフローリングを
どの程度の面積、工事するのかを決定します。
まずは、希望の樹種を決定し、それから
工事をしてくれる業者を選んだほうが、
自分の希望に叶ったフローリングが手に入ると思います。
フローリングそのものは、通販で購入するわけですから、
施工する場所をメーカーに言えば、
必要な数量は、教えてくれます。
そして、工事代金に関しては、工事業者さんに見積もって
もらえば良いわけです。
障害になるのは「通販」で購入したフローリングを
張ってほしいというリクエストをした場合、
「保障」できないということを言われる可能性があります。
ただ、そんなことにビクビクしないで、
工事業者さんに、「指定」しましょう。
工事契約前であれば、建て主さんの言うことは、
聞いてくれる可能性が高いです。
希望されるフローリングが、無垢フローリングである場合、
合板フローリングよりも、注意しないとならない点があります。
それは、「反ったり」「割れたり」という可能性も高くなるし、
隙間が開いたり、閉じたりということもあるからです。
ただ、こちらにしても、「合板フローリング」なら、
問題が起こらないのかというと、
そんなことはないので、おおらかに考えると良いと思います。
フローリングの品質さえ確かなものであれば、
それほど臆病にならなくても、
ほぼ問題ないと思います。
そんなことよりも、無垢フローリングの気持ちよさを
体感していだたきたいと思いますね。
フローリングメーカーのショールームや
ショップに行かなくても、希望のフローリングを
通販で購入できるとご理解頂けたでしょうか?
まずは、フローリングメーカーに資料を請求し、
次に、予算と希望に合う樹種の実物カットサンプルを
何点か請求する。
そして、ほぼ採用の候補が決まったら、
工事業者さんを探す。
最初に工事業者さんを探して、業者さんから
提案のある樹種で決定するというやり方もありますが、
インターネットを活用すれば、
幅広い選択肢のなかから、
自分の希望に合うフローリングを通販で、購入できます。
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
当社製品を取り入れた家作りをしたいとお考えの方は、
無料の資料をご請求頂き、工事を依頼される業者さんに、
アトピッコハウス製品を使って欲しいとご依頼ください。
まったく経験がなくて、床張替えの難易度を
理解していないかのどちらかだと思います。
では、日曜大工で、床張替えを実施するとしたら、
どんなことに注意すべきなのでしょうか?
また、実際にできるものなのでしょうか?
少し詳しく解説してみたいと思います。
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
床の張替えというと、リフォーム工事ということになるので、
まずは、現状の床が何であるのかという点が問題になります。
もし、フローリングの場合であっても、
表面に見えているフローリングは、
釘と接着剤で、下地にくっついていますから、
はがすのが、大変です。
また、現状が「たたみ」などの場合は、
高さを調整しないとなりません。
というのも、フローリングそのものは、1.5cmほどの厚みですが、
たたみは、6cmほどの厚みがありますので、
畳をどかすと、深さ6cmの窪みが出来ますので、
4.5cm分、床を上げないとならないのです。
ただ、もし、現状のフローリングの上に「重ね張り」すると
いうことであれば、「はがす」という作業はなくなりますが、
今度は、新しいフローリングの1.5cm分、床が上がるので、
建具の調整をしないと、ドアの開閉が困難になります。
床張替えで、次に問題になるのが、工事用の道具です。
プロの大工さんなどが使う「プロ用の道具」がないと、
かなり大変です。
かりに、プロ用の道具があったとしても、
使い方が分かっていないと、危険ですし、
難しいことに変わりはありません。
では、どんな道具が必要かと言うと、
「丸ノコ」とか「押し切り」といったものです。
フローリングは、巾方向は短いので、
部屋に合わせて、端から貼っていくこと事体は、
それほど難しくはありません。
普通のノコギリでも、コツコツと作業をして行けます。
しかし、端っこが難しいのです。
床張替えのDIYは、簡単ではありません。
よほど経験があるか、ボチホヂ仕上がれば良い程度であれば、
日曜大工で工事が可能かも知れません。
ただし、季節をまたいでとか、何年もかけて
工事をするとしたら、
「季節変動」を考慮して、工事された方が良いです。
特に、無垢フローリングであれば、湿気の多い時期には、膨張し、
乾燥した時期には、収縮するので、
「適度なスキマ」を空けながら、工事しないとならないのです。
ただ、こちらも、大らかに考えて、工事されるなら、
問題ないと思います。
さきほども少し書きましたが、床張替えで、
最も難しいのは、工事の最終段階です。
最初は、壁にくっつけて貼り始められますが、
最後の方になって、反対側の壁側に来ると、
フローリングの長さ方向ではなく、
巾方向をカットしなくては、ならなくなります。
そのことを「貼り納め」といいますが、
それが一番難しいのです。
床張替えで、特に注意しないとならないのが、
工事するときの「時期」に応じた
「意図的なスキマ」を作りながら、
フローリングを貼っていくことです。
もし、合板フローリングであれば、それほど気を使わなくても、
季節変動による伸縮の心配は少ないですが、
無垢フローリングだったら、
伸縮が大きいので、
あらかじめ伸縮を考えて工事しないと、
反ったり、大きな隙間が出来たりするのです。
日曜大工で、床張替えをする際の手順とか、難易度は、
理解頂けたでしょうか?
出来ないとは言いませんが、床の張替えは、
難易度が高いです。
ある程度経験があるか、仕上がりに関して、
大らかな気持ちがないと難しいと思います。
特に、経験もないのに、軽い気持ちで、
床張替えに挑戦すると、大変なことになると思います。
そこで、私としては、床張替えは、
プロに工事を依頼する内容であろうと理解しています。
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
当社製品を取り入れた家作りをしたいとお考えの方は、
無料の資料をご請求頂き、工事を依頼される業者さんに、
アトピッコハウス製品を使って欲しいとご依頼ください。
いい感じで寒くなって、床暖房が嬉しい時期になります。
無垢フローリングは、「温もり」があるので、
床暖房する必要がないとも言えますが、
やはり床暖房は気持ちいいし、
無垢材だから、床暖房は必要ないとは言いません。
では、床暖房対応の無垢フローリングとは、
どんな特徴があるのでしょうか?
解説してみたいと思います。
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
無垢フローリングは、文字通り、
無垢材を原料としたフローリングです。
合板のように、薄くスライスした木材を
何重にも貼り合わせている訳ではありません。
従って湿気や気温の影響で伸縮する巾は、
合板よりも、大きくなります。
樹木は、高さ方向よりも、巾方向の方が、
伸縮率が大きいです。
完成したフローリングも、長さ方向よりも、
巾方向の方が、伸縮率が高いです。
そこで、工事する際には、意図的な隙間を作りつつ、
工事していきます。
それに対して、合板フローリングは、
縦横の伸縮の巾を帳消しにするため、
90度回転させながら、奇数枚数
交互に貼り合わせていきます。
そうやって、伸縮率の違いを帳消しにする訳ですね。
無垢フローリングは、合板フローリングのように、
繊維方向を交差させることが出来る訳ではありません。
そこで、含水率が一桁になるまで、完全乾燥させます。
樹木には、水を吸い上げる「隙間」があります。
針葉樹と広葉樹で、組織に違いがあるので、
隙間の形状は違いますが、
水分が残っていると、伸縮率が高くなり、
面倒なことが起こる訳です。
そこで、無垢フローリングの場合、
「絶乾状態」と呼ばれるほどに、
カラッカラッに乾かします。
この状態のことを「半殺し」という人もいます。
一旦、ここまで乾燥させると、
普通に乾燥させた木材よりも、湿気の影響を
受け難くなります。
その分、無垢材が持つ「調湿性能」は低下しますが、
湿気の影響を受け難くなるということは、
事実なのです。
無垢フローリングは、一旦、絶乾状態まで、乾燥させます。
その結果、調湿性能が低下しますが、
湿気の影響も受け難くなります。
しかし、それでも、合板フローリングよりも、
湿気の影響を受けやすいので、
木口(こぐち)を含めて、全面塗装するのです。
塗装そのものは、ウレタン等の化学塗料の方が
湿気の影響を受け難くなりますが、
自然塗料であっても、乾燥さえしっかりしていれば、
さほど問題にはなりません。
事実、アトピッコハウスの事務所の床は、
全面、自然塗装した床暖房対応の無垢フローリングですが、
反ったり、割れたりといった不具合は、発生していません。
床暖房対応の無垢フローリングは、
しっかり乾燥されて、湿気の影響を受けないよう、
木口を含めて、6面全部を塗装していますが、
施工する際には、普通の無垢フローリングを
施工する際と、同様の手順で、
スペーサー等を使って、
意図的な隙間を空けつつ、工事していきます。
夏は、フローリングが膨張していますから、
キツメに施工し、
冬は、フローリングが収縮しているので、
スペーサーを使って、緩めに施工する訳です。
合板フローリングは、巾が30cmほどあって、
長さも2m近くありますから、
工事のスピードも早いし、施工後、
床鳴りが発生したりもしません。
しかし、無垢フローリングは、7cmとか、9cmの巾しかないので、
ジョイントの部分を踏むと、
床鳴りが発生する危険性があるのです。
そこで、床鳴り防止策として、合板を捨て貼りすることが、
推奨される訳です。
これは、床暖房対応の無垢フローリングを
施工する場合でも同じです。
床鳴り防止のためにも、無垢フローリングを
施工する際には、合板を捨て貼りすることが
推奨されるのです。
床暖房対応の無垢フローリングと、非床暖房の
無垢フローリングとの違いがお分かり頂けたでしょうか?
また、床暖房対応の無垢フローリングと、
床暖房対応の合板フローリングの違いも
お分かり頂けたでしょうか?
床暖房対応の無垢フローリングは、絶乾状態まで
乾燥させていますから、湿気の影響を受け難くなります。
しかし、それでも合板フローリングのように、
繊維方向を交差させつつ、伸縮率の違いを帳消しにし、
伸縮しにくくしている訳ではないので、
合板フローリングよりも、
無垢フローリングの方が、湿気や気温の影響を受けやすく、
工事をする際には、配慮が必要になる訳です。
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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無垢材ということになります。
では、床暖房用と、非床暖房用の無垢材とは、
どんな点が違うのでしょう?
床暖房用の無垢材に関して、
少し詳しく解説してみたいと思います。
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
まず、床暖房用の無垢材は、通常の無垢材よりも、
極端に「含水率」を低くします。
つまり、カラカラに乾かすということですね。
無垢材フローリングは、天然木を原料にしていますから、
空気中の湿気によって、
膨張したり、収縮したりします。
その結果、フローリングのジョイントが
盛り上がったりして、トラブルになることがあります。
そこで、床暖房用の無垢材は、
一旦カラカラっの、絶乾状態にまで乾燥させます。
それでも、製品化されると、ある程度湿気の影響を受けますが、
「絶乾状態=半殺し」なので、
非床暖房の無垢材よりは、動き難くなります。
床暖房用の無垢材は、絶乾状態に近いところまで乾燥させますから、
湿気によって伸縮しくにになります。
また「半殺し」にして、湿気の影響を受け難く
していますから、
無垢材が持つ「調湿性」も落ちてしまうという
現実は、避けられません。
本来無垢材は、湿気を吸ったら膨張し、
吐き出したら、収縮する訳ですが、
「半殺し」になった無垢材は、調湿性能も落ちる訳です。
床暖房用の無垢材の、もう1つの特徴は、
製品の色が、濃くなるということです。
高熱で無垢材を乾燥させますので、
ヤニが出て、色が濃くなるということもありますし、
こげて色が濃くなるということもあります。
つまり、スモークされているイメージですね。
別に、スモークしている訳ではないのですが、
結果として、そんな感じに仕上がってしまう訳です。
床暖房用に乾燥し、加工した無垢材は、
製品加工後、湿気の影響を受け難くするため、
空気に触れている部分は、全て、
塗装することが理想とされます。
とはいっても、切りそろえながら工事していきますから、
直接空気に触れてしまう部分も
出来てしまいます。
しかし、無垢フローリングは、巾方向の伸縮率の方が高いので、
長さ方向を切っても、
それほど致命傷になる訳ではありません。
床暖房用の無垢材は、絶乾状態に近いところまで乾燥させ、
空気に触れる6面全てを塗装し、
湿気の影響を受け難くします。
それでも、完璧ということはありません。
湿気の高い時期には、ある程度膨張しますし、
逆に乾燥する時期には、収縮します。
なので、床暖房用の無垢材であっても、
施工する際には、季節に応じて、
相応しい「意図的な隙間」を確保しながら
工事しないと、ジョイントが盛り上がったり、
逆に、大きな隙間が出来るといった
トラブルが発生することがあります。
床暖房用の無垢材の特徴が理解頂けたでしょうか?
たとえ、床暖房用に加工された無垢材であっても、
湿気の影響を受け、伸縮するし、
床暖房用の無垢材は、スモークされたように、
少し色が濃くなるといったことを
ご理解頂けたでしょうか?
色に関して言えば、塗装すれば、変えられますし、
調湿性能もゼロになる訳ではありませんので、
無垢材で、床暖房にしたいとお考えなら、
迷わずに決断されて良いと思います。
床暖房は、実に快適です。
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
当社製品を取り入れた家作りをしたいとお考えの方は、
無料の資料をご請求頂き、工事を依頼される業者さんに、
アトピッコハウス製品を使って欲しいとご依頼ください。
思います。
マンション建築の場合は、新築の場合であっても、
リフォームの場合の場合であっても、
遮音性能を確保しないと工事できません。
では、どうやって、遮音性能を確保するかというと、
コンクリートスラブに床遮音材を直接貼ったり、
スラブの上に、「2重床」を作るというやり方です。
私の会社でも、床遮音材を作っていますが、
どんな現場でも使って頂ける訳ではありません。
では、どんな現場でお使い頂けるのか書いてみたいと思います。
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は、
遮音材単体で遮音性能を確保している訳ではありません。
遮音材 + フローリング
の組み合わせで、遮音性能を確認しています。
また、フローリングが、無垢の場合と、合板の場合で、
性能が違います。
L40が取れているのは、遮音材と合板フローリングの
組み合わせの時です。
床遮音材「わんぱく応援マット」と、無垢フローリングの
組み合わせで確保出来ている遮音性能は、L45です。
テストした樹種は、ナラ、カバ、ヒノキなので、
各、無垢フローリングの厚みは、15mmです。
それ以外では試験していないので、
他の樹種や、他の厚みなら、どうかと聞かれても、
明確な回答が出来ないというのが、
正直な話です。
何十種類、何百種類とある無垢フローリングとの組み合わせで、
遮音試験を実施するということが出来る訳もありませんし、
実施していません。
それで、管理組合が承認してくれれば良いと思いますが、
もし許可してくれないとしたら、
工事は難しいと思います。
無垢フローリング以外のフローリングだと、
「合板フローリング」とか「複合フローリング」
あるいは、「カラーフローリング」「高耐久フローリング」
などがありますが、基本、全て同じものですね。
呼び方は違いますが、合板やパーティクルボードなどの、
下地材に、プリンクされたシートを貼ったものか、
「突き板」と呼ばれる薄くスライスした無垢材を貼った製品です。
床遮音材「わんぱく応援マット」 + 合板フローリング
この組み合わせであれば、
L40の遮音性能を確保しています。
アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は、
コンクリートスラブに直貼りすることを前提にしています。
遮音試験も、その形で実施していますので、
木下地だったら、性能はどうなるのか?
とご質問頂いても、明確な回答が出来ません。
ただ、施工手順に関しては、施工要領書にまとめていますので、
ご参考頂きたいと思います。
新築、リフォーム含めて、さまざまな下地条件の
現場があります。
アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は、
1種類しかありません。
試験も、遮音材+フローリングという限られた条件で実施していますので、
ご提供できる「試験成績表」をもとに、
現場単位で、ご判断頂く以外にありません。
フローリング以外だと、クッションフロアーとかコルクといった
仕上げ材との組み合わせによっても、
遮音性能を確認していますが、
硬質タイルなどは試験していませんので、
質問頂いても、回答が出来ません。
無垢フローリングを直貼りして、遮音性能を確保する
といった場合、
アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」を
ご採用頂けると思いますが、それ以外の下地条件や、
使用する仕上げ材によっては、明確な回答が出来ないし、
採用頂けるかどうかは、現場判断ということになりますね!
床遮音材「わんぱく応援マット」の詳細は、こちらです。
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
当社製品を取り入れた家作りをしたいとお考えの方は、
無料の資料をご請求頂き、工事を依頼される業者さんに、
アトピッコハウス製品を使って欲しいとご依頼ください。
たまにあるのかも知れないと思いました。
たとえば、畳をフローリングにしたいのであれば、
「畳 無垢フローリング」の順番で検索すると思うのですが、
「無垢フローリング 畳」と検索される方もいらっしゃるので、
その方の場合は、無垢フローリングの部屋を
畳に変更したいのかも知れません。
では、現在、無垢フローリングの部屋を
畳に部屋に変更するとしたら、
どんなことが必要になるのでしょうか?
具体的に書いてみたいと思います。
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
現在、無垢フローリングの部屋を、畳に変更したいというケースを
想像してみました。
例えば、古い家で、「板張り」の床ですね。
昔の農家や、お寺さんのような大きな家かもしれません。
その一部を、畳の部屋にしたいということでしょう。
それ以外だと、無垢フローリング張りで作ったけど、
畳の部屋も欲しくなって、リフォームを計画したというケースでしょうか?
畳の部屋は、寝室になったり、居間になったり、
食事室になったりと、
使い方で、多目的な部屋に変身します。
赤ちゃんのオムツ替えにも便利だし、
転んで、頭をぶつけても、弾力があるので、
大けがをすることもありません。
その意味でも、活用の巾は広い。
だから、そこに気がついて、畳を敷きたいというニーズも
あるのかも知れません。
現状の床が、無垢フローリングであれば、
特別な工事はせずに、
畳をそのまま「載せる(敷く)」という方法でも良いと思います。
部屋の周囲にビッシリと敷き込むのであれば、
こちらも特別なことは、必要ありません。
ただ、畳は、長方形なので、部屋に凸凹があると、
隙間が出来てしまいます。
そこで必要なのが、畳用の枠を部屋の周囲に設置することです。
ただ、扉の開閉に関しては、注意が必要です。
和室を作って、畳を敷き込むという場合、
部屋の周囲に、畳用の枠を設置します。
これを「畳寄せ」といいますが、畳は、長方形ですから、
ちゃんと真っ直ぐになっていないと、
畳の周囲に、隙間が出来てしまいます。
なので、畳寄せとは、畳の周囲に隙間が出来ないようにするための
「額縁」のような役割をする訳です。
ただ、扉の開閉は注意しないと、ドアが開かなくなります。
本当の畳は、畳寄せ(額縁)が出来てから、
採寸して、その部屋にピッタリ合うように作ります。
つまり、オーダーメイドですね!
手間暇が掛かります。
もっと簡単に、しかも費用を抑えて、畳を入れたいという場合には、
「置き畳」という選択肢もあります。
こちらは、部屋全体を畳にするのではなく、
無垢フローリングの上に畳を載せて、
部分的に「畳コーナー」を作るイメージです。
こちらの場合は、置き畳の裏に、
滑り止めをつけますが、
それでも、滑って、畳がずれてしまうので、
簡易的な畳寄せ的なもの(額縁)を設置することが、
推奨されます。
無垢フローリングの部屋を、畳にする方法で、
もっと簡単なのは、「ラグ」を敷くという方法です。
ラグは、「イグサ」で作っていないものが主流ですが、
畳に使うイグサで作ったラグもありますし、
ゴザと呼ばれる「上敷き」などもありますから、
敷き込む際に、スリップ対策は必要ですが、
簡易的に、畳のような雰囲気にしたいなら、
ゴザを敷いても良いし、
畳のような弾力が欲しいという場合なら、
「ラグ」を敷くというのでも良いと思います。
無垢フローリングの部屋を、畳の部屋にする、
いくつかの方法をご理解頂けたでしょうか?
予算と、目的に応じて選んで頂くと良いと思います。
本格的に工事しなくても、畳の部屋風には出来ます。
特に、簡単に「載せて」おいて、「スリップ」対策さえ、
キチンと取れているのであれば、
比較的簡単に畳の部屋に出来ます。
アトピッコハウスには、「ほんものたたみ」という製品があります。
工事をお引き受けできるのは、地域限定ですが、
興味があるという方、お問合せください。
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
当社製品を取り入れた家作りをしたいとお考えの方は、
無料の資料をご請求頂き、工事を依頼される業者さんに、
アトピッコハウス製品を使って欲しいとご依頼ください。
ちょうど賃貸に出したばかりの物件で、
内装も、それなりに痛んでいました。
そして、オーナーさん了解のもと、
大幅なリフォームをさせて頂きました。
その際、無垢フローリングの洗浄をしたのです。
無垢フローリングの「洗浄」なんて、
あり得ないと考える方が多いと思います。
しかし、綺麗になったし、気持ちよくなったし、
生まれ変わりました。
その時の経験を元に、無垢フローリングの洗浄に関して、
詳しく書いてみたいと思います。
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
無垢フローリング洗浄の対象となった物件は、
40坪弱の平屋住宅でした。
物件を見せて頂いた時には、無垢フローリングの上に
カーペットが敷いてあって、
そのカーペットを剥がすと、シロアリの被害を受けて、
虫食いになっている箇所、素人が補修したであろう、
補修箇所等がある状態でした。
といっても、全体的には、無垢フローリングの状態は
悪くなかったので、
メンテナンスして使おうと考えたのです。
まず最初に考えたのが、無垢フローリングの洗浄です。
かなりアクを吸って、床が黒ずんでいましたので、
思い切って「水洗い」しようと考えました。
ちょっと大胆ではありましたが、室内なのに、
デッキブラシを使って、ゴシゴシと水洗いしたのです。
ものすごい量の汚れが浮いてきました。
ただ、乾燥させてみると、無垢フローリングに
傷がついたとか、その他の不具合が発生した
ということもありませんでした。
汚れが酷い場合は、デッキブラシで水洗いという選択肢も、
有っていいと思いますね。
ただ、床下に水が流れ込む心配があるので、その注意と、
ケアは心掛けたいところです。
私がやった作業では、無垢フローリングを
デッキブラシを使って、思い切ってゴシゴシと水洗いし、
その後、完全乾燥させ、床を「養生」し、
壁や天井といった、その他全体のリフォーム工事が
終わったのち、
仕上げとして、蜜蝋(みつろう)を主成分とした
自然素材のワックスを、手作業で塗っていきました。
その時ちょうど、大学生のインターン生がいたので、
その子たちが面白がってワックス掛けの作業を
手伝ってくれました。
ただ、ちょっぴり失敗したのは、ワックスを塗り過ぎて、
なかなか乾かず、結構長い期間床がベタベタしたのです。
ワックス掛けの基本は、「薄く、薄く」ですよね!
築60年以上経過していた戸建ての賃貸住宅の床は、
全面無垢フローリングでした。
ただ、元のオーナーが寝室として使っていた部屋は、
結構濃いめの色の塗料が塗られており、
そのままでは、オフィスとして使えない状態でした。
しかし、まだ塗装の塗膜がしっかりしていて、
サンダーという機械を使って、表面を薄く削り取る
作業をして頂きました。
6帖ほどの広さでしたが、お財布程度の大きさの
サンダーで、コツコツと研摩する作業は、
プロでも結構大変そうでした。
しかし、時間をかけて、すっかり綺麗にしてくれたので、
デッキブラシを使ってアク洗いをした他の無垢フローリングよりも、
綺麗になりました。
濃い色の塗装を剥がした無垢フローリングは、
白っぽくなりましたが、特に、それ以上の着色はせず、
他の無垢フローリングに施工したものと同じ
蜜蝋(みつろう)のワックスを塗りました。
ここは、表面をサンダーで削っていましたから、
他の無垢フローリングよりも、ワックスの吸い込み激しく、
床がブタベタになってしまいました。
ほんと、ワックスの塗布は、「薄~く、薄~く」を
心掛けないと、あとで、ほんと手を焼きます。
どういうことかと言うと、塗り過ぎたワックスが、
木材の内部から、ジワジワと染み出してくるのです。
無垢フローリングを洗浄しようなんて、
通常は考えないと思います。
しかし、人の足の裏の皮脂や、他の汚れで、
不衛生な状態のものは、「洗浄」という選択肢は、
悪くないと思います。
ただ、無垢フローリングを痛めてしまう心配があるので、
「えいや!」の勇気が必要です。
そして、結果は、自己責任ということになりますね!
無垢フローリングを洗浄するなんて、
通常の施工方法ではないので、
どうなるかは、分かりません。
一番考えられる不具合は、水の影響で、
表面が「毛羽立つ」ことです。
特に、針葉樹系の柔らかい無垢フローリングだと、
毛羽立ちの心配も大きいので、
完全に塗装が剥げているとしたら、
慎重に作業をすべきだと思います。
私の場合は、広葉樹系の堅い樹種だったし、
多少、塗装が残っていたので、それもあって、
清潔かつ、綺麗になったのだと思います。
無垢フローリングを洗浄するなんて、
ある意味邪道だと思います。
ただ、足の裏の皮脂がベタベタについているとか、
不潔で気持ち悪いと言った場合は、
水洗いという「洗浄方法」が、一番気持ち良いですよね!
少ない面積を慎重にやるなら、雑巾で「水拭き」する程度でも、
相当気持ちいい空間になる気がします。
お試しあれ!
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
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無料の資料をご請求頂き、工事を依頼される業者さんに、
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無垢フローリングを貼ることで、室内のカビ対策になると
期待しても、無理はありません。
しかし、無垢フローリングであっても、
バッチリ塗装していれば、呼吸しないし、
調湿性も無いから、カビ対策にはなりません。
では、無垢フローリングを採用することで、
カビ対策になるのでしょうか?
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
無垢フローリングは、調湿性があります。
といっても、塗り壁ほどには、調湿性能は高くないし、
面積も壁や天井の合計面積よりも少ないので、
それほど大きな調湿量は期待できません。
もし、床の無垢フローリングだけに、
調湿を期待するとしたら、
床の無垢フローリングがカビてもおかしくないかも知れません。
しかし、床の無垢フローリングがカビる
というのは、よっぽどの状態です。
おそらく、床の無垢フローリングにカビが生えているのなら、
壁や天井や、冷蔵庫や、家具の裏とか、
いたる所にカビが発生していると思います。
つまり、床の無垢フローリングにカビが生えるとしたら、
生活環境自体に問題があると思います。
カビが生える条件は、温度、湿度、餌となる有機物、
そして、カビの生育に必要な時間の4つです。
人間が快適だと思う環境と、カビが発育する環境は、
似通っています。
つまり、適度に温かくて、適度に湿気もあって、
エサになるような「有機物」があって、
カビが「育つ」時間があれば、どこでも、
カビは生えるということになります。
暖かい時期で、汚くしていて、掃除をしていなければ、
カビが繁殖する絶好の環境が整っていることになります。
カビ対策を考えると、カビが生える4つの条件の
どれか1つを切ってあげれば良いことになります。
ただ、温度も湿度も、カビが生えない状態にすると、
人間も生活できないことになってしまいます。
掃除をマメにしてくださいというのも、かなりきついかも知れません。
確かに無垢フローリングにも調湿性はありますが、
床の調湿性だけに頼ると言うのは、かなり無理があります。
そこで、なるべく壁や天井も、調湿性のある素材を採用して、
床・壁・天井全てで、室内の調湿を考えるべきだと思います。
もし、無垢フローリングにカビが生えたら、
対処法としては、エタノールで消毒して、
カビを根絶やしにすることですね。
再度塗装するとしても、まずは、今生えているカビを除去
しないとなりません。
ただ、青や、赤や、黒といった色がついてしまったら、
漂白剤でも使って、「漂白」しない限り、
色は消えません。
エタノールとは、薬局などで売っている消毒用の
アルコールです。
生えたカビの菌糸を殺すことは出来ますが、
カビの色を消すことまでは出来ません。
無垢フローリングは、呼吸します。調湿性もあります。
しかし、ウレタン等で、無垢フローリングの呼吸を止める
ような塗装をしてしまうと、
調湿性能は無くなってしまいます。
それに、自然塗装された無垢フローリングであっても、
フローリングの調湿性能は、それほど高くないので、
無垢フローリングに頼り過ぎてはいけないと思います。
無垢フローリングは、調湿性があります。
しかし、頼り過ぎてはいけません。
それに、無垢フローリングの調湿性能は、それほど高くないので、
床だけに頼らず、壁・天井にも
調湿性のある素材を採用した方が良いということが、
ご理解頂けたでしょうか?
床を無垢フローリングにするだけでは、
カビ対策にはなりません。
アトピッコハウスの「ごろ寝フローリング」も、
自然塗装、無塗装、ウレタン塗装の3種がありますから、
目的と、好みに合わせて、お選びいただければ
良いと思います。
それぞに、メリットも、デメリットもあります。
といっても、断然私のお勧めは、自然塗装の無垢フローリングです。
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
当社製品を取り入れた家作りをしたいとお考えの方は、
無料の資料をご請求頂き、工事を依頼される業者さんに、
アトピッコハウス製品を使って欲しいとご依頼ください。