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無垢フローリングにして後悔しないために知っておきたい10のデメリット

2018/04/10
2023/07/07

無垢フローリングにして後悔しないために知っておきたい10のデメリット無垢フローリングの床は気持ちがいい、という話は聞きますが、
無垢フローリングを採用して、結果として後悔する
ことがあるといったら、どんなことでしょうか?

床が反ったり、割れたりといった「不具合」を
想像するかも知れません

あるいは、床材を無垢にしたらお手入れや
メンテナンスが大変といったことが想像される
のかも知れません

人気の無垢フローリングの床材ですが、
実際に採用して、
後悔するということがあるのでしょうか?

少し、想像してみたいと思います。

目次

無垢にする後悔よりも、無垢にしない後悔

ウォールナットの床

無垢フローリングの床にする後悔よりも、しない後悔

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤です。

まず最初に思いつくのは、「無垢フローリングの床にした」後悔よりも、
「無垢フローリングの床にしなかった」後悔の方が大きいように思います。

ほとんどの建て主さんが、家作りは初めてです。

最初から、無垢フローリングの床に憧れを持っていて、
無垢フローリングの床にすると決めている人は多くなくて、

家づくり

無垢フローリングの家づくり

色々と、家づくりを勉強していく過程で、無垢フローリングの
存在を知り、あこがれて、知識を増やして行く訳です。

しかし、その過程で、「無垢の床は扱いが難しい」とか「反る」とか
「割れる」と脅かされて、ある一定の割合で、あきらめます。

無垢フローリングを採用したら「後悔」するのではないかと、
「心配」している人も、「諦める」危険な位置にいると思います。

それでも無垢フローリングのメリットだけでなくデメリットを
理解していれば断念しないで済むかもしれません。

アトピッコハウスの無垢材ごろ寝フローリングを選んでいただければ後悔はありません。

ごろ寝フローリングの詳細は、こちら

ごろ寝フローリング

よく言われる無垢フローリングの床のデメリット10つは真実か?

デメリット

デメリット

無垢の床にして後悔したというブログなどを、
見かけるのも事実です。

無垢フローリングの床のデメリットについて
検証してみたいと思います。

無垢にすると後悔すると言われる理由①:コストが高い

無垢フローリングは高いといわれます。
天然の木を伐り出した一枚板をフローリングとして
使うのですから当然高くなります。

しかし、一般的に合板フローリングは
1平米5,000円~10,000円位
価格帯のものが多く販売されています。

機能付きの種類は
グレードにより平米1万円を超えるものもあります。

対して無垢の床材は、
1平米7,000円~20,000円ほどとされています。

選び方によっては合板フローリングよりも
無垢フローリングの方が値段が安いという場合もあるということですね。

ただし、合板フローリングよりも無垢フローリングの方が
丁寧な施工が必要になります。

そのため新築、リフォーム問わず、無垢フローリングの方が
施工費用については高くなる傾向にあります。

丁寧な工事を必要とするのは、アトピッコハウスの「ごろ寝フローリング」も同じですが、ごろ寝フローリングは、プロも認めるほど、加工品質が良いので、施工しやすいという特徴があります。

施工しやすい無垢フローリング「ごろ寝フローリング」の詳細は、こちら

ごろ寝フローリング

無垢にすると後悔すると言われる理由②:色味や木目が一定ではない

無垢フローリングは天然の木を伐り出したものです。

人が一人一人違うように、
樹木も一本一本個性があります。

一本の同じ木であっても部分によって木目も色も変わります。
そこが無垢フローリングの魅力だと思うのですが、いかがでしょうか。

無垢にすると後悔すると言われる理由③:季節により動きがある

生きている木であった無垢は床材になってからも呼吸を続けます。

それにより、湿気が多い時期には湿気を吸って膨らみ
乾燥する冬には湿気を吐き出して痩せるということを繰り返すのです。

動きがあることをデメリットと考えるか、
余分な湿気を吸ったり吐いたりして
室内の湿気を調整してくれるメリットと考えるか、
ここは考え方だと思います。

無垢にすると後悔すると言われる理由④:キズが付きやすい

確かに柔らかい無垢の床はキズがつきます。

でも合板の床もクッションフロアの床も
下手したらコンクリートだってキズつくことはあります。

柔らかいクッションフロアの床はキズがつけば白く削れるし、
合板フローリングの床も表面数ミリの無垢の下は集成材です。
キズがつけば集成材が見え違和感が出てしまいます。

それを言えば、目立ちにくいのは断然無垢フローリングです。
木目に紛れること、一枚板なのでえぐれても同じ模様なので目立たないのです。

また、無垢フローリングの床は凹みやキズの補修も
比較的簡単にできます。

無垢にすると後悔すると言われる理由⑤:日焼けなどで色が変わる

自然素材である無垢フローリングは経年変化する床材です。

チェリーは最初白っぽいですが、徐々に赤くなります。
檜も白ですが、徐々に黄色っぽくあめ色に変化します。

これは紫外線や空気の影響となりますが、
経年美化とも言われる、無垢材特有の変化です。

この変化をデメリットと感じるのであれば
変化のない合板フローリングやクッションフロアと相性が良い方だと思います。

無垢にすると後悔すると言われる理由⑥:メンテナンスが面倒

無垢フローリングの床は半年に一度はワックスがけをして
メンテナンス、お手入れをする必要があると聞かされ、
躊躇する方も多いのではないでしょうか。

普段の生活の中で実際にそんなペースでワックスがけをしている方は
果たしていらっしゃるのか?

無垢フローリングの床にとってワックスは栄養分ですので、
ささくれや割れなどを感じる場合には
ワックスがけをしてあげたほうがいいでしょう。

アトピッコハウスの事務所は1階が自然塗装のナラ、
2階が自然塗装のウォルナットの床です。

お掃除は毎日フローリングワイパーでのふき取り程度。

ワックスがけは5年間していませんが、特に不具合はありません

アトピッコハウスの「ごろ寝フローリング」の詳細はこちら

ごろ寝フローリング

無垢にすると後悔すると言われる理由⑦:隙間ができる、暴れる

床を無垢にすると暴れたり、隙間ができて
掃除が大変で後悔したという話もブログなどで
見かけることがあります。

無垢フローリングの床は、合板フローリングの床に比べて、
季節によって、伸縮します

しかも、合板のように接着剤で張り合わせていないので、
その収縮が、ストレートに反映されます。

フローリングの品質や、施工の仕方によっては、
隙間が空いたり、盛り上がってきたりということも、ない訳ではありません。

しかし、それは、採用する製品の品質を吟味すれば防げるし、
キチンとした職人さんに工事してもらえば、
そうそう不具合が発生することもありません

それに、もし、不具合が発生しても、直せます。

品質や施工上において、無垢フローリングのデメリット
というのは、ありません。

無垢にすると後悔すると言われる理由⑧:水分に弱くシミになる

無垢フローリングの床には耐水性がないため、水分をこぼして
そのままにしておくとシミになりますが、
それは他の床材でも同じことが言えます。

汚れたら、こぼしたらふき取るということを
注意しておけば無垢フローリングの床であってもシミにはなりません

汚れやすいキッチンや洗面所などの場所は予め
塗装をしておくとストレスがないかもしれません。

無垢にすると後悔すると言われる理由⑨:思ったより暖かくない

無垢の床は暖かいといわれますが、床暖房のように
発熱するわけではありません。

しかし、生きている木のため一つ一つの細胞で
構成されていて、その細胞に空気を含みます。

空気は熱伝導が小さいため、冬場でも床がヒヤッとしにくいです。

タイルの床はもちろん、薄いクッションフロアの床や
合板フローリングの床に比べれば暖かさは違います。

無垢にすると後悔すると言われる理由⑩:こたつやホットカーペットが使えない

急激な温度変化を苦手とする無垢フローリングの床は
こたつやホットカーペットを使うと
反ったり変形することが懸念されるため注意が必要です。

ホットカーペットやこたつを使いたい場合は
ラグや断熱シートなどを敷いて無垢の床への温度変化を
少なくするなどの対応が必要です。

アトピッコハウスの無垢材ごろ寝フローリングは品質が良いので動きが少なく長持ちします

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ごろ寝フローリング

では、合板フローリングのデメリットは?

合板フローリングとは、台板(だいた)と呼ばれる下地の
合板の上に、1㎜~3㎜程度の突板(つきいた)と呼ばれる

無垢の薄いシートを貼って作ったフローリングです。

下地が合板なので、湿気の影響を受け難く、
伸縮しにくいという特徴があります。

また、無垢フローリングと違って、施工が簡単だし、
スピーディに工事が完了します。

だから、工事費も安くなります。

といっても、無垢フローリングと同様に、多少は収縮しますし、
隙間が空いたり、反ったりといったことがゼロである保証は、ありません。

が、質感はやはり無垢には及びません

また、もともとが、合板の上に、薄いシートを貼っただけの
床材なので、大きな傷がつくと、

下地の合板が露出します。

そして、補修も結構大変です。
とても、素人がチャチャと補修できるような代物ではありません。

フローリング以外の選択肢

合板フローリングにしろ、無垢フローリングにしろ、
フローリングは、木質系の床材なので、

季節によって、伸びたり、縮んだりします。
そのことによって、不具合も生じます。

だからといって、必ず後悔するとは限りません。

無垢フローリングの代わりの床材としては、
カーペットとか、ビニール系の床材という選択肢も
あると思います。

しかし、無垢フローリングの床の気持ち良さ、豪華さを考えると、
採用「しない」方が、後悔すると思います。

では、無垢の床にして後悔するケースは?

はてな

無垢フローリングを採用して後悔するケースというのは、
「キズの付き易さ」とか「温もりの度合」とか「色味」だと思います。

目的と現実が違えば後悔もあるかもしれません。

たとえば、「傷」が気になる人が、椅子を使う生活で、
柔らかい樹種のフローリングを採用したとしたら、おそらく後悔します。

また、床暖房は採用しないけど、足触りが温かいフローリングを
希望する人には杉やパイン、ヒノキのような針葉樹の無垢材フローリングが合いますが、後悔するかも知れません。

そして、床の「ワタボコリ」等が気になる人が、

ブラックウォールナット等の黒とか、濃茶のチークの無垢材フローリングを
採用したら、汚れが気になって、掃除にストレスを感じ、後悔するかも知れません。

無垢フローリングを採用する際には
そういった自然素材の特徴を理解して提案してくれる
工事会社さんに施工を依頼されることも後悔のない無垢材の家づくりに
大切なことだと思います。

無垢フローリングの床にして後悔する人

無垢フローリングのメリットも好きだと思えない方は
無垢フローリングとの相性が良くないと思います。

・品質は全て同じが良い
・多少の動きも許容できない
・木の香りや質感に魅力を感じない
・初期費用をおさえたい
・変化は望まない

このような方には残念ながら無垢フローリングは
おすすめできません。

まとめ

無垢フローリングの床を採用して、後悔するケースは、
それほど多くないと思うのが、私の考えです。

傷のつき易さとか、足触りの温もりの度合とか、
掃除のし易さといった、いくつかの「判断基準」は、あるとして、

無垢フローリングの床にして、後悔することは多くないと
ご理解頂けたでしょうか?

ただし、合板フローリングの床よりも、無垢フローリングの床の方が、
費用は、高くつきます

それでも、もし、予算が許すのであれば、
無垢フローリングの採用をお勧めしたいと思います。

無垢の質感が好きで、無垢に興味がある方、このブログをご参考に
無垢フローリングをご検討いただければ嬉しいです。

品質の良い無垢フローリング「ごろ寝フローリング」の詳細は、こちら

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よくあるご質問

一般的なフローリングと無垢材の違いは何ですか

一般的なフローリングは集成材の上に1㎜~3㎜程の無垢のスライスまたはプリント合板を張り付けたものです。一方無垢材は木から切り出した一枚板になります。無垢材の方が耐久性があること、キズがついても目立たないなどのメリットがあります。アトピッコハウスの無垢材ごろ寝フローリングは品質の良い無垢フローリングになります

無垢材の耐久年数は?

使い方によりますが無垢材の耐久性はかなり高く、30年以上と言われています。キズや汚れがついても表面を削ることで新品同様にできます。合板フローリングのように接着剤で貼り合わせていないので表面が剥がれたりキズがついたら下の下地が見えてしまい違和感を感じるようなことはありません。アトピッコハウスの無垢材ごろ寝フローリングは経年変化が美しい無垢フローリングです

無垢フローリングはお手入れ不要ですか

最低限のお掃除は必要ですが、他の床材と同様日々のお手入れは必要です。フローリングワイパーや掃除機で表面のホコリを取る程度でOKです。ささくれやひび割れなど無垢材の乾燥を感じた際にはワックスを塗ってあげると無垢材が長持ちします。

無垢板の床のデメリットは?

一般的に天然の木から切り出した無垢材は希少なため、材料費が高くなります。ものによれば合板フローリングよりも安い無垢材もありますが、丁寧な施工が必要なため、施工費が高くなる傾向にあります。また、無垢材の品質や施工方法によっては反ったり隙間が空いたりということが起きることがあります。

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