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床暖房対応無垢フローリングとは

2019/09/17
2019/09/17

床暖房対応無垢フローリングとはまだまだ暑い日が続きますが、
今工事しているお宅が完成するころには、

いい感じで寒くなって、床暖房が嬉しい時期になります。

無垢フローリングは、「温もり」があるので、
床暖房する必要がないとも言えますが、

やはり床暖房は気持ちいいし、
無垢材だから、床暖房は必要ないとは言いません。

では、床暖房対応の無垢フローリングとは、
どんな特徴があるのでしょうか?

解説してみたいと思います。

無垢材は、合板よりも伸縮する

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
無垢フローリングは、文字通り、
無垢材を原料としたフローリングです。

合板のように、薄くスライスした木材を
何重にも貼り合わせている訳ではありません。

従って湿気や気温の影響で伸縮する巾は、
合板よりも、大きくなります。

樹木は、高さ方向よりも、巾方向の方が、
伸縮率が大きいです。

完成したフローリングも、長さ方向よりも、
巾方向の方が、伸縮率が高いです。

そこで、工事する際には、意図的な隙間を作りつつ、
工事していきます。

それに対して、合板フローリングは、
縦横の伸縮の巾を帳消しにするため、

90度回転させながら、奇数枚数
交互に貼り合わせていきます。

そうやって、伸縮率の違いを帳消しにする訳ですね。

無垢の伸縮を止めるため絶乾状態にする

無垢フローリングは、合板フローリングのように、
繊維方向を交差させることが出来る訳ではありません。

そこで、含水率が一桁になるまで、完全乾燥させます。
樹木には、水を吸い上げる「隙間」があります。

針葉樹と広葉樹で、組織に違いがあるので、
隙間の形状は違いますが、

水分が残っていると、伸縮率が高くなり、
面倒なことが起こる訳です。

そこで、無垢フローリングの場合、
「絶乾状態」と呼ばれるほどに、

カラッカラッに乾かします。

この状態のことを「半殺し」という人もいます。

一旦、ここまで乾燥させると、
普通に乾燥させた木材よりも、湿気の影響を
受け難くなります。

その分、無垢材が持つ「調湿性能」は低下しますが、
湿気の影響を受け難くなるということは、

事実なのです。

木口も含め6面塗装する

無垢フローリングは、一旦、絶乾状態まで、乾燥させます。
その結果、調湿性能が低下しますが、

湿気の影響も受け難くなります。

しかし、それでも、合板フローリングよりも、
湿気の影響を受けやすいので、

木口(こぐち)を含めて、全面塗装するのです。

塗装そのものは、ウレタン等の化学塗料の方が
湿気の影響を受け難くなりますが、

自然塗料であっても、乾燥さえしっかりしていれば、
さほど問題にはなりません。

事実、アトピッコハウスの事務所の床は、
全面、自然塗装した床暖房対応の無垢フローリングですが、

反ったり、割れたりといった不具合は、発生していません。

それでも、スペーサーを使用して施工する

床暖房対応の無垢フローリングは、
しっかり乾燥されて、湿気の影響を受けないよう、

木口を含めて、6面全部を塗装していますが、
施工する際には、普通の無垢フローリングを

施工する際と、同様の手順で、
スペーサー等を使って、

意図的な隙間を空けつつ、工事していきます。

夏は、フローリングが膨張していますから、
キツメに施工し、

冬は、フローリングが収縮しているので、
スペーサーを使って、緩めに施工する訳です。

捨て貼りを推奨

合板フローリングは、巾が30cmほどあって、
長さも2m近くありますから、

工事のスピードも早いし、施工後、
床鳴りが発生したりもしません。

しかし、無垢フローリングは、7cmとか、9cmの巾しかないので、
ジョイントの部分を踏むと、

床鳴りが発生する危険性があるのです。

そこで、床鳴り防止策として、合板を捨て貼りすることが、
推奨される訳です。

これは、床暖房対応の無垢フローリングを
施工する場合でも同じです。
床鳴り防止のためにも、無垢フローリングを

施工する際には、合板を捨て貼りすることが
推奨されるのです。

いかがでしょうか?

床暖房対応の無垢フローリングと、非床暖房の
無垢フローリングとの違いがお分かり頂けたでしょうか?

また、床暖房対応の無垢フローリングと、
床暖房対応の合板フローリングの違いも

お分かり頂けたでしょうか?

床暖房対応の無垢フローリングは、絶乾状態まで
乾燥させていますから、湿気の影響を受け難くなります。

しかし、それでも合板フローリングのように、
繊維方向を交差させつつ、伸縮率の違いを帳消しにし、

伸縮しにくくしている訳ではないので、
合板フローリングよりも、

無垢フローリングの方が、湿気や気温の影響を受けやすく、
工事をする際には、配慮が必要になる訳です。

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